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ナマコ(Sea Cucumber)
ナマコ(Sea Cucumber)と健康
ナマコ(SeaCucumber)とは、海に住む無脊椎動物の一種です。
細長いイモムシのような身体で、海底をゆっくりと這い、餌を探しています。
とにかく見た目がグロテスクなので、これを食べるのには勇気がいります。
しかし、日本人とナマコ(SeaCucumber)の関わりは意外と古く、
平安中期頃から食されていたという記録があります。現在では、主に酢の物やおろし和えにして食べられています。
また、内臓の塩辛はコノワタと呼ばれ珍重されています。
一方中国では、生のナマコ(SeaCucumber)を食べる習慣は無く、代わりに干した物を食材にしています。
干しナマコは、あの高麗人参と同じ薬効を持つと言われる高級食材です。
一晩水に漬けて戻したあと、煮込み料理などに使われます。
ナマコ(SeaCucumber)には、ビタミンBやE、カルシウム、亜鉛、鉄などがバランス良く含まれています。
また、予防や強壮に使われています。
また、ナマコ(SeaCucumber)の柔らかいあの身体はコラーゲンの塊なので、
新陳代謝を活発にしたい方、アンチエイジングに興味のある方にもおすすめです。
あなたも勇気を出して、ナマコパワーを体感してみませんか。
ナマコ(Sea Cucumber)とは?
ナマコ(海鼠、英 sea cucumber、sea slug)は、棘皮動物門ナマコ綱に属する海生の動物の総称。
マナマコ科のマナマコ(学名Stichopus japonicus)、オキナマコ、キンコ科のキンコ、クロナマコ科のジャノメナマコなど。
マナマコのうち、体色が暗緑色から黒色のものは青ナマコまたは黒ナマコと呼ばれ、
体色が栗色から褐色のものは赤ナマコと呼ばれる。
刺激を加えると粘性の強い内臓を吐きだし、威嚇行為を行う。この内臓は1~3ヶ月ほどで再生される。
このように、再生力はとても強く、切り開いた後海中に放置しておくとそのうち傷を修復させてしまう。
日本では古来食用にされ、旬は初冬。体重の90%以上は水分で
、たんぱく質の大部分はコラーゲンである。
干さないナマコの場合、酢の物として食べることが多い。
また、などの内臓を塩辛にしたものはこのわたと呼ばれ、日本三大珍味のひとつとされる。
内臓を除いて煮た後に乾燥させた乾燥ナマコを煎海鼠(いりこ)という。
中国では海参(ハイシェン)と呼ばれ珍重される。
また、卵巣を干したものはこのこまたは口子(くちこ)と呼ばれる。
ナマコは、古くは単に「コ」とよばれ、「ナマコ」は本来は調理をしていない(生の)「コ」を指す語であった。
この名残が「このわた」(「コ」の)、「いりこ」(煎り「コ」)、「このこ」(「コ」の子)という語に残っている。
医薬品としての利用
海参は漢方薬として古くから使われてきた。
また、ナマコがもつサポニンの一種(ホロトキシン)は、強い防カビ作用をもち、白癬菌を原因とするの治療薬「ホロクリンS」として実用化されている。ホロトキシンを発見したのは京都大学薬学部の島田恵年。
サポニンは通常、植物に含まれる成分で、動物でサポニンを含むものはナマコとヒトデだけである。 海参とはナマコの強壮作用から「海の人参(朝鮮人参)」との意味でつけられた名前である。ちなみに朝鮮人参の主要成分もサポニンである。
漁業
ナマコ全国的に漁獲されるが、中国においては、北海道の日本海産、青森県陸奥湾産が、品質で世界一の評価を受けている。主な漁法は小型底びき網で、このほかに潜水器漁業も行われている。
陸揚げ漁港
2002年度(平成14年度)
第1位 – 宮窪漁港(愛媛県)
第2位 – 草津漁港(広島県)
第3位 – 簑島漁港(福岡県)
第4位 – 福川漁港(山口県)
第5位 – 横浜漁港(青森県)
ナマコに関することわざ
塗り箸でナマコをはさむ
ナマコに藁(わら):弱点のこと
ナマコの化けたよう:醜いもののたとえ