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ニワトコ 分類 界 : 植物界 Plantae 門 : 被子植物門 Magnoliophyta 綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida : マツムシソウ Dipsacales 科 : スイカズラ科 Caprifoliaceae 属 : ニワトコ属 Sambucus 種 : ニワトコ S. sieboldiana 学名 Sambucus sieboldiana (Miq.) Blume ex. Graebn. 和名 ニワトコ(接木、庭常) 英名 Japanese red elder ニワトコ(接木、庭常、学名:Sambucus sieboldiana(またはS. racemosaの亜種))はスイカズラ科(APG植物分類体系ではレンプクソウ科)の落葉低木。 特徴 山野の湿気があって日当たりのよい所に多く、日本と朝鮮半島に分布する。葉は奇数羽状複葉。花は黄白色の小花で円錐花序をなし、春に咲く。果実は液果で夏から秋にかけて赤く熟する。 北海道や樺太などには花序などに毛の多い変種エゾニワトコ(S. sidboldiana var. miquelii)がある。 日本にはニワトコに似た多年草のソクズ(クサニワトコ、Chinese red elder)S. chinensisがある。花序の中に花のほかに蜜腺があるのが特徴。欧米では果実が赤いS. racemosa(European red elder)、果実が黒いS. canadensis(アメリカニワトコ、American elder)、S. nigra(セイヨウニワトコ、Black elder)などを利用し、果実を果実酒やジャムにしたり、花序を解熱・鎮痛等の薬用にしたりする。 利用など ニワトコ属(英語ではElder、Elderberryと総称する)は世界的に広く分布し、普通20種ほどに分類される。多くは低木で、多年草もある。枝葉には悪臭があるが、薬用にもされる。また魔除けにするところも多く、日本でも小正月の飾りやアイヌのイナウ(御幣)などの材料にされた。枝の髄は太く発達し、若い枝から抜き出した髄を乾燥させたものは、顕微鏡観察の標本用に、生物組織から徒手にて薄い切片を切り出すときの支持材(ピス)として古くから利用され、今日でもキノコの同定などで簡易に組織切片を得るときなどに重用されている。 果実は焼酎に漬け、果実酒の材料にされる。縄文時代の遺跡から土器に大量に詰められたニワトコの果実が発見されており、酒を醸造したのではないかとする仮説が提唱されている。果実の中には3個の種子があるが、成熟するのは1〜2個で、残りは不稔となる。関東地方での研究によると、この果実にはケシキスイ科の甲虫、キイロチビハナケシキスイの幼虫が高い確率(63%)で1果実あたり1個体寄生し、種子の中の1つに穿孔して育つことが知られている。若葉を山菜として食用にすることもあるが、弱い下剤としてのもあるので多量に食べると腹を下す。